コロナちゃんの存在で、まだまだ外出自粛が続いています。
そんななか、ここ数日の間に仕事関係の方々をはじめ、いろいろなスタイルの暮らしをする方々とZOOMでお話しました。
仕事のこと
子育てのこと
ライティングのこと…など。
そこで感じたことは、
今は人と会う制限があるので仕方ないけれど、もしも、何か誰かに聞いてほしいときはその気持ちを制限してしまわずに、誰かに話せる環境をみつけよう。
そうでないと、想像以上に自分の内側に圧迫を感じでしまう・・・。
ということでした。
「自分の内を、自分の言葉で語ることの大切さ、健全さ」が浮き彫りになってきたのでした。
そこで、私が今までもうっすら感じていて、今回ますます強まった考えがあります。
それは、
「ライターっていらないよなぁ」
ということです。
こんなことを私が言うのもどうかと思いますが(笑)、やっぱり本人から出てくる言葉が一番パワーがあるのです。
どんな凄腕ライターでも、本人の言葉(想いの凄み)には勝てないのです。
ライターに依頼する3つのパターン
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そこで、オーナーさんはなぜライターに仕事を依頼するのかを考えてみました。
普段から日本語で生活しているのだから、わざわざお金を払って日本語を書いてもらおうというのには、それなりの理由があるはずです。
依頼される案件にもよりますが、大きく次の3つに分かれるのではないかと思います。
1. 文章が苦手(一般的)
2. 文章を書く時間を短縮したい(自分の仕事に専念したい。職人肌に多いパターン)
3. 短時間で記事を量産したい(複数のライターに依頼する、まとめサイトに多いパターン)
そこで、私が依頼される案件を当てはめてみると・・・1と2が半々くらい。
3はゼロです。
昔は私も、キュレーションメディアを書いていた頃がありました。
(詳しくは言えませんが、たぶん皆さん一度は読んだことあるサイトだと思います)
私は、じっくり推敲を繰り返して書いていくタイプなので、キュレーションサイトのような大量の情報をわかりやすく短時間でまとめるスキルに乏しく、書いていて苦しかったのを覚えています(泣)
論理的にまとめあげられるスキル、私も欲しいと感じています。
“クライアントさんの言葉” をみつけるために
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文章が苦手なクライアントさんも、自分の仕事に専念したいクライアントさんも、自分ワード(自分の言葉)が見つかれば、伝えたいことを形にできるのではと思います。
クライアントさんご自身のワードが少し見えてきた状態を土台にして、私がお手伝いし整えていくことができれば、私がゼロから考える文章よりも、もっと練りこまれた、内容の詰まった文章ができあがるんじゃないかな、と。
私はこれまでも、リサーチの一環としてクライアントさんにいろいろ質問したり、実際に作業工程なども教えてもらいました。
そこから大切な言葉を引き出し、掘り起こし、それらを文章にしてきました。
ゼロから私が作るものではなく、クライアントさんと一緒に作り上げた文脈です。
このような今までのやり方をベースとして、クライアントさんも自分の言葉を発掘できるようになれば、文章への苦手意識も薄まるかもしれませんし、
クライアントさんが仕事に専念すればするほど、自分の中の言葉がアップデートされて磨かれていくかもしれません。
そして、クライアントさん自身も自分で生み出した文章に愛着がわき、それが自信に繋がっていきます。
書きあげる過程もいっしょに楽しむ
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思えばこれまでも、そんなやり方に近い方法で一緒に文脈を生み出してきました。
![](https://mind-sentence.com/wp-content/uploads/2019/04/IMG_8268-300x225.jpg)
もちろん、ゼロからすべて私が書いた案件もたくさんあります。
けれど、
「ライター(mayu)がすべて書く」という選択肢(メニュー)だけでなく、
「ライター(mayu)とワイワイ相談しながら言葉を見つけて書く」
というスタイルを、もっと体系化していこうかなと考えています。
まだボヤっとしたアイデアですが、コロナちゃんで「人と会えない不自由さ」から、こうしてひとつの案が生まれました。
完成度の高いライティングはもちろん、出来上がるまでの工程もいっしょに楽しんでしまおう。
こんなスタイルも面白いんじゃないかな、と思います。