【自信を持つ】『リーン・イン(シェリル・サンドバーグ)』に学ぶ

    前回、取り上げた『サード・メトリック』ですが、「読んだことある」という方が多かったので嬉しかったです。
    そして、そういった「読んだことあるよー」「持っているよー」の声を届けてくれたのがまたまた嬉しかった。
    (「積んであるよー」も2名様 ← リアル、笑)

     

    『サード・メトリック』は、ビジネス本というよりも哲学書のような内容なので、私は取り入れやすいんです。
    構えずに読めるので、一気に読めました。
    (ビジネス書=自分に合わない、という公式が崩せないでいる。頑固w)

    そこで、『サード・メトリック』とセットで紹介されたり、よく一緒にオススメされる本をひとつご紹介します。

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    LEAN IN リーン・イン

    サード・メトリックの中にも彼女が少し出てきましたが、シェリル・サンドバーグという女性が書いた本です。

    彼女はFacebookの最高執行責任者で、『LEAN IN リーン・イン』は世界でも150万部以上、日本でもベストセラーとなっています

    私がリーン・インの中で一番印象に残っているのは(一番は言いすぎかも。付箋だらけで一番は決められません。それくらい刺激もらった本です)、自信を持つことの重要さです。

    女性は男性に比べて、自分を過小評価する傾向があるそうです。
    そして、この傾向のおかげで、女性はチャンスを逃しているのだと。

    著書の中で彼女はこう語ります。

    自信がもてないときに私が使う技の一つは、とりあえず自信があるふりをすることである。

    この「見せかけ戦略」には、きちんと研究による裏付けがあり、彼女自身の経験の中でも自信のあるふりをすることは、チャンスを掴むためには必要であるとも書かれています。

    こちらのTEDを見てもらえると、わかりやすいかもしれません。
    (日本語字幕設定で見れます。)

    このTEDの中でも、

    ・女性は自身の能力をより低く見積もってしまいがち
    ・男性は出世は自分で勝ち得たものだと思うのに対し、 女性は外的要因に理由を求める
    (誰かが助けたとか、 幸運だった、頑張った、など)

    と語っています。

    何度も読み返している本ですが、そのたびに気持ちをグイと前へ突き動かされるような心地になります。
    よかったら読んでみてくださいね。

    ここで、自信つながりでもうひとつ。
    ラグビー日本代表の例があります。

    ラグビーワールドカップ日本代表

    (画像は「公益財団法人日本ラグビーフットボール協会」より)

    五郎丸ポーズが一躍有名となった、ラグビーワールドカップ日本代表。

    かつてラグビーの日本代表は、過去のワールドカップでほどんど勝ったことがなく、代表に選ばれても辞退する選手もいるほど、魅力のないチームでした。

    そんなチームが、世界の強豪を相手に対等に戦い、ワールドカップで南アフリカに勝利し歴史を変えましたね。

    そしてそこにも、「自信」の存在があったのです。

    『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』によると、当時メンタルコーチを務めていた荒木香織さんは、日本代表に

    「強いチームみたいにふるまいましょう」

    「まずは行動から変えていきましょう」

    そう提案していたそうです。

    自信があるようにふるまうことによって、自分たちで自分たちにいい影響を及ぼそうというのが狙いでした。

    結果、チーム全員が誇りと自信を持つことができ、それが態度となって表れ、強さへと結びついたのです。

    小さな変化・小さな自信が「ワタシリズム」をつくる

    ここまで、「自信」が人間に与える影響の大きさについてまとめてきましたが、
    ドヤろうぜ!
    というわけではありません(笑)

    ただ、自信があること、いや少なくとも“自信がない、と意識しないで済むこと”は、気持ちのゆとりに大きく影響します。

    気持ちにゆとりがあると、いろいろな視野からものごとを考え冷静な判断もでき、後悔のない方へ自分を動かすことができます。

    私は、ゆとりの中に自分らしさが生まれる、と考えます。

    心にゆとりを。

    自分が自分らしく生きるには、今できる小さな変化を少しずつ重ねていけばいいのです。
    小さなステップを刻んでいけばいいのです。

    今回はそんな、今できる小さな変化のひとつ、「自信」についてでした。

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