『スポットライト 世紀のスクープ』正義に向かうということ

    私たちは毎日、闇の中を手探りで歩いている。
    そこに光が射してはじめて間違った道だと分かる。

    この記事は間違いなく多くの読者に大きな衝撃を与えるだろう。
    私たちの仕事はこんな記事を書くことだ。

    『スポットライト 〜世紀のスクープ〜』を観ました。

    この映画は、神父たちによる性的虐待と、その事実をカトリック教会が隠ぺいしていたというスキャンダルを、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が報じたという実話。大きな権力に立ち向かう数名の記者たちの、強い信念を描いた映画です。

    (冒頭の引用は、ストーリーの後半に出てくる編集長の言葉です。)

     

     

    報道って、こうあるべきだと思います。
    小さな手がかりや見えていない事実から正義をこじあけていく・・・。

    記者たちが、ペンとメモを手にアクティブに行動するシーンに刺激を受けます。
    正義を抱きチームで動くかっこよさとパワーの強さ。
    チームを組むからこその難しさ、憤り。
    表と裏でいろいろな感情が絡み、ひとつの大きな結果としてカタチにしていくのです。

     

    冒頭の言葉に戻ります。

    「闇の中を手探りで歩いている」

    未来が分かる人はいないですし、カンタンに想像のつく未来はつまらない。
    けれど、躓くのが嫌だから人は臆病になり、機会を見逃し、なかったことにしてしまいがち。
    後から思えば、踏みとどまるには臆病すぎる自分のイイワケに、うんざりすることもあります。

    後悔しないように行動するって実はとても難しいし勇気もいるけれど、やがて時が過ぎ、闇に目が慣れた頃でもいいから、自分を肯定する生き方をしていきたいと思うのです。

    Life is short.
    人生は短い。

    怖がらずに、自分の踏み出す足にスポットライトを当てていこう。

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