はたらくメンタル

薄井シンシアさん視点でみる女性の就職(くすぶり専業主婦の起爆剤)

「なぜ、履歴書に専業主婦とかけないのか?」

これって、普通に見過ごしていたこと、いや、当たり前すぎて誰に確認するわけでもなく、なぜ?どうして?と疑問にすら思わないですよね。

常識の範囲で考えるから履歴書に「専業主婦」なんて書こうともしないけれど、著者の視点を読み進めていくと、純粋さって行動をおこすためにホント大事なんだなと思わされます。

 

『専業主婦が就職するまでにやておくべき8つのこと』の著者である薄井シンシアさんは、腕の中ですやすや眠る幼い娘さんの寝顔を眺めながら「子育て以上の仕事があるだろうか?」という思いが湧き上がり、専業主婦を「キャリア」という位置づけでとらえ全力で取り組んだそうです。

そして、子育てに一段落ついた現在は自身で培ってきた主婦のスキルを存分に発揮し、5つ星のラグジュアリーホテルに勤務しています。

 

常識と自分の考えの差(違和感)に気がつき(自分の抱く主婦の価値とビジネス面で考える主婦の価値)、それを「なぜ?」ときちんと声に出し、疑問を露出させ、行動する。

求めている世界に近づき、手にすることができるのはこういう人なのです。

「なぜ?」「どうすれば?」「突破力」

私は、この3つがキーワードなのではないかと思いました。

ここでは、『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』を読み終えたばかりの私が、今後、影響を受けるだろうと確信する部分をピックアップして綴っていきます。

薄井シンシアさんから学ぶ書き出すことの効能

書き好き
手帳好き
ノート好き

と三拍子そろった私には、決して読み飛ばすことなんてできない内容が書かれていました。

それは「ジョブ・ディスクリプション」です。

この言葉に馴染みがなくても「タスク」「やったことリスト」、もっとざっくり「ログ」と言えばピンとくる人も多いのではないでしょうか。

つまり、自分の家事仕事のすべて書き出して可視化し、見える化することで達成感と問題点を浮き彫りにするのです。(同時に無駄も発見できる)

著者である薄井シンシアさんは、この習慣が外で仕事をスムーズにスタートさせると述べています。

 

私がいつも書く手帳は「ジョブ・ディスクリプション」と言えるほど立派なものではないけれど、ふと手帳を開き、なんとなくだけど出来事を記録し、頭の中の意味もない言葉の並びを書くという習慣。

これはただの趣味の延長だと思っていても、実は、日々の手帳作業とその効果(結果)が結びつく場所はちゃんと向こうにあって、それが自分に何をもたらしてくれるのかはまだわからないけれど、書くことを習慣化することで形になってくるものは必ずあるのだと自信が生まれました。

書くことによって見えない時間を見える化する、十分それだけで自分の姿勢を図るための大事なツールになっているのです。

 

本の中では、ジョブ・ディスクリプションによって書き出された主婦の仕事(スキル)を、ビジネス面に置き換えて書かれています。

例えば、献立のスキルが会社で働く上でどのような価値に置き換えられるのか、子供との時間を増やすための家事の効率化は会社ではどんな有利を自身に与えるのか、また、家計を経営と見立て主婦業と会社とをわかりやすくリンクさせています。

普段から「視点転換」を意識している私には、彼女の主婦仕事への視点は、主婦だけではなく別のことへも応用が効くと感じました。

これが薄井シンシアさんの主婦魂だ

私が読み進めていく中で、「この発想がきたかっ!」とズドンと思ったことを。

かつて私が専業主婦だったころ(下の子が入園前のころ)、夫の生命保険や子供たちの学資保険には熱心に興味をもち、これからのいろいろな未来を想像してプランを決めたけれど、自分の保険はいっさい頭になく、「別に私がいなくなっても私が稼いでいるわけじゃないし、家計に影響するお金の動きはないから保険はいらないかな」と思っていました。

そんな考えもあり、当時、実際に私が加入した保険は入院保険のみ。
それも月掛けの一番安いやつです。

 

シンシアさんも、当時は自分に生命保険はかけていなかったようですが、あとになって反省したそうです。

生命保険に関しては、私自身にもかけておくべきだったと、いまにして思う。教育費のためではない。残された夫と娘が二人で暮らしていくための費用だ。私がいなくなったら、私が無報酬でやっていた家事仕事をお金で頼まなければならなくなるのだから。

これは、専業主婦という仕事に誇りと責任を持てなければ、決して出てこない言葉だと思いました。

シンシアさんてすごい!本物の主婦だ、と体の奥からチカラが湧きました。

きっとこの本はこれから何度も読み返すでしょう。

専業主婦へ届け!薄井シンシアさんのこの言葉

タイトルにもある、就職するまでにやっておくべき8つのこと。

その最後、8つ目の中で、

期待せず、なんでもいいからやってみよう

という言葉があります。

シンシアさんは本の中で「仕事を比較的早く見つけられた理由のひとつだ」と挙げています。

 

この言葉が目に入った瞬間に、以前に私が手帳に書きとめた別のある言葉が脳裏に浮かびました。

大切なものはほしいものより先に来た

 

『HUNTER × HUNTER』というマンガの中の言葉です。

私は『HUNTER × HUNTER』を読んだことがないので、この言葉が登場するシチュエーションはよくわからないのですが、はじめてこの言葉を知ったときすぐに手帳にメモしたのでした。

 

『期待せず、なんでもいいからやってみよう』

『大切なものはほしいものより先に来た』

 

この2文は、原因と結果として繋がっているような気がしてならないんです。

 

行動した結果、やってきた大切なもの。
行動したからこそ、見えてきたかけがえのないもの。

すべては行動ありき。

 

疑問に思うことがあったら、
アイデアを思いついたら、
まず動き出す。

小さく踏み出すその一歩が、目の前の扉を開く突破口になるのです。

 

繰り返しになりますが、薄井シンシアさんのこの本は、専業主婦のパターンやルーティンを会社(組織)の上での価値に置き換えて書かれています。

 

主婦の家事仕事に疑問がある人、専業主婦に抱くイメージがいまいちな人、主婦の時間が無駄に感じている人も、専業主婦であることに焦りがある人にも・・・。

特に、家庭ある女性すべての人に読んで欲しいです。

 

そして、「今、自分が最も大事にしたいものはなにか?」を考えてみてください。

読了後、少し先の未来の景色がクリアに見えてくることと思います。