【STOP!読者の流し読み】記事の見出しは適当?それもったいない

    記事の見出しの存在は、タイトルの影に隠れてしまいがちですが、実はとても大切な役割を持っています。
    見出しを少し変えるだけで、より読まれる記事になっていきますよ。

    「見出し、適当につけてるかも・・・汗」

    そんな方へ、今回は見出しについてです。

    Contents

    ちょっと想像してみてください

    あなたは書店にやってきました。

    入店してすぐのところに、新刊の平台があります。
    話題の本、ビジネス書、小説、文庫化された本などがドシリと積み重ねられています。

    その横の棚には、華やかな表紙の雑誌がまたまたズラリ。
    ファッション、インテリア、暮らしなど、いろんなジャンルの雑誌が並べられています。

    ずっと先まで本の棚が続き、レジの前にも書店員さんのオススメ本があります。

    特にこれといった目的がなく書店に立ち寄ったあなたは、人の流れにしたがって、なんとなく奥の方へ歩いていきます。

    どんな本が欲しいのか決まっていなくても、「何か気になる本がないかな〜」と少なからず期待を持っています。
    わざわざ本屋まで足を運んだのですから。

    棚に並んだ本の背表紙や、立てかけてある本の表紙を、サ〜っと目に入れて歩いています。
    いちいち本を手にとりません。

    あなたは奥へ奥へと、ゆっくり歩き続けます。

    すると、「ん♪」と気になる本が目に飛び込んできました。

    気になるといっても、誰かにオススメされていたわけでもなければ、テレビで紹介されていたわけでもない、初見の本です。
    ですが、なぜでしょう、あなたはとても気になったのです。

    あなたは立ち止まり、その本を手にとります。
    表紙を眺めて、著者とタイトルをチェックし、パラパラと中を見てみます。

    「なんだか面白そう。ちゃんと読んでみたい」

    と、その本をもってレジへ進みます。

    書店=記事 目をひかれた本=見出し

    あなたがWEB上で文章を書くとき、タイトルが大事ということはよく耳にすると思います。
    なので、記事のタイトルは丁寧に考える人が多いのですが、記事中の見出しに気をつかう人は案外少ないです。

    もったいないなぁ、と思うのです。

    実は、見出しをちょっと意識するだけで、サイト訪問者の滞在時間は大きく増えていきます。
    滞在時間の長さは、きちんと文章を読んでもらえているという証です。
    (ちなみにサイトの滞在時間が長いと、グーグル先生にも好印象を与えることができます)

    そこで、先ほどの書店のお話。

    棚にならぶ本を流し見しながら歩いている様子と、あなたの記事内をサイトの訪問者が、スマホでスクロールする様子を重ねて考えてみてください。

    また、書店でハッと気になって本を手にとるシーンがありましたね。
    それを、サイト訪問者があなたの記事内をスクロールする中で、「お!」と気になる見出しを見つけてスクロールを止めたシーンと重ねて想像してみてください。

    あなたが本屋さんで気になって「本を手にとった」のは、興味のあるタイトルだったり、表紙のデザインが好みだったり、好きな作家さんの新刊だったり・・・。
    何か気になるキッカケ(キーワード)があったと思うんです。

    記事内で気になるキッカケを作るのが、「見出し」です。

    せっかくサイトにアクセスしてきてくれた人が、「どんなサイトだろう?」とスクロールし、興味をもたれないまま通過してしまうのって、どうでしょう?

    もしかしたら、その訪問者とあなたの伝えたいことが、ドンピシャで超マッチしているかもしれないのに、気づかずスルーされちゃうのって、ちょっともったいない気持ちになりませんか?(愛し合う二人のすれ違いのような・・・笑)

    あなたのHPや記事へ(書店へ)初見でやってきた人が、

    自分とマッチするものを期待しながら、スクロールしているとき(たくさんの本の棚を流し見しながら歩いているとき)、

    ハッと記事の見出しが気になって(棚から目に留まる本をみつけ)、

    コンテンツを読んでみる(ちょっと手にとってみる)。

    そんなイメージです。

    いかがでしょう。
    雰囲気が伝わりましたか?

    見出しの役割(効果)

    特にネットにある文章は、「さあ、読もう!」と思って読んでいる人は、ごくわずかです。
    ライターの世界では、『読者の3ない原則(3NOT)』なんてのもあるくらい(読まない・信じない・行動しない)。

    そんな中で、あなたが伝えたいことを相手に届けるには、まず意識にとめてもらう必要がありますよね。

    そのための「見出し」です。

    見出しって、「ネット検索にかかるキーワードを置く場」と化してしまって、キーワードを適当に並べているサイトをよく見かけます。

    でもね、そうじゃない。
    ちゃんと、伝えなる場にしなきゃ。

    もちろん、SEO対策は大切です。
    (SEO対策=検索結果で多く表示させるための対策)

    だからといって、SEO縛りで単語を並べているのでは、誰も興味をもって読んでくれません。
    だって、キーワードがただ羅列されているだけの見出しをみて、「読んでみようかな」と思いますか?

    たとえ、SEO対策が万全で、多くの人の目に届くようになったところで、読んでもらえなければ意味がありません。

    サイトのアクセス数を増やすのが目的ではないですよね。
    訪問してくれた人に伝えたいことがあるから、一生懸命に記事を書くわけです。

    見出しは記事のネタバレのつもりで

    では、見出しをどう書くか?

    ズバリ、見出しは目次を書くつもりで。

    もっと言ってしまえば、
    見出しを見るだけで、記事全体に何が書いてあるのかを分かるようにします。
    ネタバレO.Kです。

    (繰り返しになりますが、SEOを意識しすぎて、ぎこちない表現にならないようにしましょう^^)

    読者は膨大なネットの世界で、縁あってあなたのサイトに来てくれたわけですから、その縁を大切にしていきたいですね。

    注)SEOに少し触れましたが、SEOを無視しましょう、ではないです。
    縛られすぎないように、神経質になりすぎないように、です。
    魂を込めた記事を書いていきましょう♪

    では、今日はこの辺で。
    ありがとうございました!

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