【読書術】自分の適正をみつける本の読みかた

    「好き」を仕事に。

    憧れの言葉ですね。
    好きなことを仕事にできたらどんなに幸せだろう、と思います。

    誰もが望む仕事の在り方ですが、女性の起業家のなかには「最初はその仕事がそれほど好きじゃなかったけど、いつの間にか・・・」という人も結構多いです。

    最初は、なんとなく入った会社で、意味のない偶然によってそこの部署にまわされ、それがいつの間にか自分の人生の中で大きな比重を占め、専門家として独立していた、というのはよくある話のようです。

    「じゃあ仕事というのは、“好き”よりも“適正”が大事ってこと?」

    そんな言葉が頭をよぎります。

    実はこのような場合は、自分で気づかなかった「適正」が、実際に仕事をやっていくなかで「好き」を刺激しているのです。

    「好き」は自分の気持ちだからわかるけれど、適正ってどこでわかるんだろう?
    私の仕事の適正ってなんだろう?

    実は「仕事の適正」を知るには、ちょっとしたコツがあるようです。

    Contents

    自己啓発本の読み方

    私は、女性が夢を叶えた(叶えている途中の)本が好きでよく読みます。

    こういった本に期待することは、

    ・読んでいるときの私自身の気持ちの盛り上がり
    ・やる気の膨らみ
    ・自分の行動にブレーキがかかっているときの解除

    です。

    そこに書かれた成功の方法(ノウハウ)ではありません。

    よく勘違いしやすいのは、成功者のマネをすれば同じようになれる、という幻想です。
    人それぞれ生きている環境が違うので、彼女らの成功体験を丸ごとインプットしてもあまり参考になりません。

    ですが、著者がどうやったら成功したのかを知ることで「私だったらどうするだろう?」と置き換えて考えることはできますよね。

    実はここがキモなんです。

    「自分ごとに置き換える」

    このスキルを身につけると、読書のインプットは倍速します。

    このような読書スタイルですが、ではどのような部分を気をつけて読めば、自分ごとに置き換える読書ができるのでしょうか。

    それは、著者が経験した「努力」の単位に注目します。

    著者の「努力の単位」をみつける

    「努力」という言葉に単位があるとしたら、何が基準になるでしょう。

    時間?
    量?
    日数?
    痛みの数?
    成功体験?
    挫折からの立ち直りの数?

    努力の単位は、人や仕事のジャンルによって種類が異なるので、一概にいえないかもしれません。

    しかし、いずれにしても、自分の望む未来を手にした人たち(成功者と呼ばれる女性たち)は、普通の人が考え行動する努力の感覚がバケモノ級に桁外れです。

    時間も、量も、日数も、
    すべて普通の人が「私、がんばってます!」と言ってる内容の何十倍、いや、何百倍。

    「これ、好きじゃなきゃできないよね」というレベルです。

    あなたの手元にある自己啓発本を、もう一度見返してみてください。
    そこに、恐ろしいほどの勇気と行動力と努力がありませんか?

    適正があれば、何があっても好きでいられる

    適正というのは、実は、

    ・なぜかやめられない
    ・時間をわすれるほど没頭できる

    という、いわゆる魂レベルのことなのかもしれません。

    センスや器用さという見方もありますが、それは、他人が努力すればすぐに追いつかれてしまいます。一方、表面的なスキルとは違う「魂レベルの適正」は誰も踏み入れることができない自分だけの秘境なのです。

    女性におすすめ!女性脳を活かす自己啓発本の読み方

    では、あなたにとっての「適正がある仕事」はどんなことでしょうか。
    ちょっと思い浮かべてみてください。

    すぐに思い浮かぶ人、
    少し考えたけど思いつかない人、
    生まれてから何かに夢中になったことないからわからない人、
    仕事としては考えられないけど、あれかな?と心当たりのある人・・・

    さまざまだと思います。

     

    人間の思考や思いつきは、すべて経験に紐付いていると言われてます。
    見たり聞いたり触ったり・・・そんな経験が知識となって蓄積され、あなたの世界を作っています。

    自分の「好き」がパッと見えてこない人へ一番おすすめなのは、まずいろいろ体験してみることです。
    経験こそ自信に最速でつながるからです。

    ですが、「今はそんな簡単に身動きできない」「育児中だし・・・」、という人もいるかもしれません。
    そういう人は、ぜひ自己啓発本から著者の体験を、自分と重ねて疑似体験してみてください。

    特に女性は、脳内で疑似体験するのが得意です。
    女性脳は、人から聞いた話に共感すると脳が自分事として判断するのだそうです。

    この特性を活かして、本に書かれたフレキシブルな行動力を自分事のように読んでみると良いと思います。

    自己啓発本は次のステップへの助走と考える

    現代は、少し前にはなかった職業で溢れています。
    私たちが小さい頃にはなかった職種がたくさんあります。

    規模が小さくなったり、なくなった職種もあるでしょうが、ネットの普及で「こんなことも仕事になるんだ!」というビジネスもたくさんあります。

    ぜひ、自分の興味に正直になってトライしてみてください。
    ピンとこない仕事も、やってみたら「適正」だったということもあります。

     

    つまり。
    年齢や未経験を言い訳に、諦めないで欲しい。

    だって、あと10年もすれば30代、40代、50代なんて、今と全然違う感覚ですよ。
    私たちが20代の頃って、30代後半なんて「人生はすでに固定された感」を感じていました。

    でも今はどうでしょう?

    自分が40代になってみて、30代なんてまだまだと感じます。
    時代は変化しているんです。

    だもの、40代、50代なんてホントまだまだなんです。

    やってもやっても飽きない、苦痛でもやっぱりやめられない、そんな「好き」こそ、あなたにとって適した仕事です。

    ぜんっぜん遅くないですよ!
    今から「好き」を狩りに行きましょう。

    そのための助走として、たくさんの人の体験記や成功(失敗)ストーリーに触れておきましょう。
    いずれ、必ず役に立つときがあります。

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