【ROAD】同じ時間を生きるということ

ここに、一本の道がある。

少し前を、父と母が歩いている。
その後ろを、歩く私がいる。
そして、後ろを振り返ると私の子供たちが笑顔で走ってくる。

 

でも、今、私がみえている光景は違う。

少し前を、父と母が歩いている。
そして、その後ろを歩く私もいる。

ここまでは同じ。

 

ここで、後ろを振り返ってみる。

すると、幼かった自分が、
夢中で遊びながらついてきてる。

私がもう一度、前をみると、

そこでは、まだまだ子育てまっただ中の若かった父と母が、
笑って振り返り、こっちをみて手を振っている。

 

幼い頃の自分と、
子育て中の若い父と母との間に、
私はとまどいを隠せない。

 

そうだ。

 

そうだった。

 

こんな顔してた。

私が小さいころ見上げていた、
父と母の顔。

文句が増えながら、
だんだん縮まってきた母との背丈。

気持ちがすれ違いながら、
どんどん少なくなっていった父との会話。

 

あの頃や、あの頃や、あの頃。

私も人の親になって、
はじめて見えてくる、両親からの私への目線。

時間の流れに沿って、
風景も変われば、景色も変わり、考え方も変わる。

でも同じライン上にいる者同士は、
そのお互いの変化に気づかない。

共に進んでいるから。

 

ちゃんと見なきゃ。

ちゃんと気づかなきゃ。

ちゃんと話さなきゃ。

ちゃんと感じなきゃ。

ちゃんと捕まえなくちゃ。

 

瞬間、瞬間を・・・。

 

ー 今日も家族と笑顔でいられることに、ありがとう ー

(父の命日に)

 

* * * * *

 

Simple Plan『Save You』
(2008年がん撲滅チャリティー曲。)

 

ボーカルのピエールが、がんを患った兄(ジェイ)のために書いた曲です。

PVの中には、倒れて横たわった人たちが、やがて立ち上がるシーンがありますが、ここのPVで登場する人たちは実際にがんを患い、闘った本人と家族です。(PVにある「Cancer survivor」とは、がんを克服した人、がんに打ち勝った人、がん経験者という意味だそうです。)

彼ら(彼女ら)の笑顔に胸打たれます。

PVの最後に、ボーカルであるピエールとお兄さんも出てきます。

 

歌の日本語訳は公式のものがみつからなかったので、ここに掲載することができないのですが、ググってもらうとたくさん日本語訳が紹介されているので、ぜひ、読んでみてください。

名曲です。

 

 

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