筆記開示とも言われている「エクスプレッシブライティング」。
これは、心配なことがあったときや、思考がネガティブな方向へ向かう時に、頭の中で浮遊するすべてを紙に全部書き出すといいよ、という手法です。
軽めなら数分間、ガッチリやるなら20〜30分と言われていますが、私はあまり時間は意識していません。
時間があいたとき(・・・というとかっこいいですが、つまり思いたったとき)に、エクスプレッシブライティング(筆記開示)をするのが、スッキリするための習慣となりつつあります。
エクスプレッシブライティング(筆記開示)の効果
不安や胸の詰まりを紙に書くことをつづけてみて、私自身にも変化がありました。
それは、
「心配ごとに、ちゃんと向き合えるようになった」
ということです。
不安なことを書き出すわけだから当たり前なのですが、
「筆記開示の回数=不安や心配を前にする回数」
となるので、免疫がついてきたのかもしれません。
で、思うことは、
・不安と対峙すると、もしかしたら不安が解消するかもしれない(←「かもしれない」に注意)
・不安から逃げていると、今度は不安プラス何か別の不安ができることになる(←ほぼ確実)
ということ。
つまり、不安と対峙すればもしかしたら解決の糸口がみえてくるかもしれない。
でも、放っておけば、解決の可能性も薄くなってしまう。
ならば、少しでも可能性のあること方へ自分を向けていきたいと思うのです。
紙に書き出すことをしないで頭の中だけで考えたり、スルーしたりして未解決のままにしておくと、モヤモヤが積もって自分の中で拡大してしまうのを避けたいので。
そこに、お得意の妄想なんかも入ってきちゃって、もっと被害妄想が大きくなったり、ありもしない敵をつくりこんだりしてしまう。(これ、以前の私のパターンです。)
エクスプレッシブライティングは自分を確認する作業
こうして、私がエクスプレッシブライティング(筆記開示)をつづけてみて感じたことは、
「自分と向き合う」とか「自分を知る」という行為は、静かにノートと向き合うこと。そして、それは自分を認め自信につながる。
ということ。
自信は、誰かに認めてもらえたり、褒めてもらえたり、そういった外的なこともたくさん影響するけれど、こうして身近に自分で作り出せるものでもあるのだと、エクスプレッシブライティング(筆記開示)を通して感じています。
紙とペン。
見過ごせない相当なツールです。