色を読む。『きれいな色とことば』で思い出す今まで見てきた色の数々

投稿日:2018年2月10日 更新日:

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おーなり由子さんの『きれいな色とことば』を読みました。
本棚の前面にいつもあって目が合うたびに手に取るので、もう何度もランダムに読み返しています。

ふと昔を懐かしく思い返すきっかけはたくさんありますね。
匂いだったり、音楽だったり、言葉だったり。
私はそのなかの一つに「色」があります。

一般的に思い出はセピア色に例えられるように、
私は身の回りのそれぞれの出来事に色を与え日記に書くことも多くあります。

 

* * *

 

見上げた空の中に、切り込んで来た白の雲。
今日の私の手帳に書かれる色は「白」。

私のなかのキャンバスにも、この白がじわっと染み込んでいきます。

あのBGMのオレンジ色。
私の薬指に指輪がはまったときの赤紫色。
あの国のカーキ色。
娘がはじめて笑ったときの空色。
息子がはじめて歩いたときの黄緑色。

あの街の・・・
あの転んだ日の・・・
あの道の・・・

みんな覚えている、似ているようで全部ちがう色。

わたしの心に染み込んで
年月とともに、また違うグラデーションに変化していきます。

何度も塗り重ねられていく、静かな変化の日々。
ゆっくり変わっていく、境目のない日々。

この「静かなゆっくり」が
私の行先のつまずきそうな地面をならす、なんとも心地いい「私ペース」なのです。

色がテーマの本に触れると、いつもこんな気持ちになれます。

 

ー 参考図書 ー
きれいな色とことば(おーなり由子)

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