私が考える、一生モノの選びかた

投稿日:2019年4月16日 更新日:

仮面しか見ることのできない人間に災いあれ。背後に隠れているものだけを見る人間に災いあれ。
真のビジョンをもつ人間だけが、たった一瞬の間に美しい仮面とその背後の恐ろしい顔を同時に見る。
その額の背後にこの仮面と顔を、自然にはいまだ知られぬかたちで統合するものは幸いである。
そんな人間だけが生と死の二重の笛を威厳をもって吹くことができるのである。

これは、ある占星術の本のなかで抜粋されている言葉です。
なんとなく言っていることの雰囲気は感じられるのだけど、じっくり何度読んでも理解がむずかしい・・・。

けれど、「むずかしくて何言ってるかよくわからない」で終わらせることのできない離れの悪いものは、少なくとも今の自分に響いているということ。
そして、何度も見返したくなるんです。

 

時代を超えて広く愛されてきたものって、たとえば、『星の王子さま』とか、『銀河鉄道の夜』とか、ピカソの『ゲルニカ』とか、もうみんなわけわかんない内容のものが多かったりします。笑
抽象的なものが多い。

たぶん、作品が具体的な表現でおおわれていないので、受け手(読み手、ギャラリー)に自由に届いて、人それぞれに捉え方が違うことを許されているからなんだと思います。

同じ『星の王子さま』を読んでも、中学で読んだときと、社会人になって読んだとき、今読んだときと、それぞれまったく違う解釈になる。
だから作品は同じでも、人は飽きないし、それを通して変化をする自分を感じることができるのが、最大の娯楽なのかもしれません。

 

「一生モノ」を考えるとき、その時点で完璧自分とマッチするものを手に入れるのではなく、「ん?」という“今は理解がむずかしいけど・・・という部分を残しておくと、あとで「あのときはよくわからなかったもの」がみえてくる楽しさを味わえるのでは。(これを「育てる」と言うのかも。革の経年変化などもそうですね。)

みんなみんな、「今が100% 完全!」じゃなくてもいいんです。

人って、こうして欠けているところを埋めるように、補うようにして、自分の変化や成長をみていってるのかもしれませんね。

 

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